ギャラリースペース

当画廊へお越しになるお客様へ

- ぜひお気軽にお立ち寄り、多彩な芸術作品をお楽しみください -

 

長谷川画廊は当初、1930年 (昭和5年)に小料理屋『出雲橋いずもばしはせ川』として銀座7丁目で創業されました。『出雲橋』とは、当時店の後ろを流れていた三十間掘さんじっけんぼりという川にかかっていた橋の名です。

 
店主・長谷川春草しゅんそうとその妻・湖代こよは、共に渡辺水巴すいは先生門下の俳人でありました。作家、劇作家、俳人の久保田万太郎先生の知遇を得、久保田先生には沢山の作家や、文藝春秋を初めとする出版社のお客様を紹介していただきました。
 
横光利一先生、井伏鱒二先生、永井龍男先生、小林秀雄先生などの諸先生が店にいらしてくださいました。『出雲橋はせ川』は昭和の文壇史の片隅を飾ることができましたことを、当時のお客様に心より感謝致しております。
 
当主・長谷川春草は昭和9年、45歳で亡くなりました。句作は『長谷川春草句集』にまとめられ、今でも俳句研究者の方に関心を寄せられているのは、ありがたいことと思っております。
 
春草亡き後、妻・湖代は店と句作を続け、あいだに戦争を挟みながらも、同じ場所で今日まで営業を続けることができました。1972年には、それまでの店舗を新装し家屋からビルに変えましたが、そのことで店舗が手狭となり、湖代の娘、長谷川(よう) (『春燈』同人、句集に『芝居の句』があります)は、新装から5年後の1977年 (昭和52年)、小料理屋から店を貸し画廊に変えました。現在の『長谷川画廊』の創業でございます。
 
以来36年、絵画だけでなく、現代作家の俳句色紙展、漫画展など、多くのユニークな展覧会を開催させていただいてまいりました。 創業よりの激しい時代の移り変りの中で、当時のお客様、そして現在もご愛顧いただいているお客様に心より感謝いたしております。
 
仕事のお昼休みの息抜きに、休日の銀座散策・ショッピングの合間に、ぜひお気軽にお立ち寄り、多彩な芸術作品をお楽しみください。

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